【パーソナルレッスン】それぞれの課題解決に向けて

投稿日： 2015年 1月 20日 火曜日

先週末は4名のパーソナルレッスンでした。それぞれ課題を明確にし、課題解決に向けてアプローチしていきました。

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1人目はサブ3を目指しているレベルの高い女性ランナー。
フォームをチェックすると、軸がしっかりとしていて、バネを持った全体的に素晴らしい走りでした。
ただ、目指す目標が高いので、1ランク上げたスピードを持続できる動きに修正していかなければなりません。フォームを動画で撮影し、分析していくと、接地足に対して上体や重心の乗り込みが遅れてしまうことでブレーキのかかる、つま先接地になっていました。ペタペタ走りでなく、アキレス腱反射を使った走りができる分、つま先にストレスがかかってしまう走りになっていました。
課題は「乗り込み」です。そこで課題克服に向けて選んだのは、バウンディング。接地足に上体や重心を上から乗り込ませていける感覚練習を取り入れていきました。
技術練習後に走りをチェックすると、上体や重心が乗り込めるようになったことでフラットに近い、スムーズな接地に修正されました。

 

2人目のランナーは四肢の力みはありませんでしたが、上肢と下肢が連動せずにバラバラに動かしているランニングフォームになっていました。原因としては上肢と下肢をつなぐ役目としての体幹の使い方ができていないことで背中に力が入り、四肢の連動性が図れない動きになっていました。また、身体の使い方に左右差があることでアンバランスになり、腰に負担のかかる走りになっていました。
よって、今回は「連動性とタイミング」をテーマに取り組んでいきました。四肢の連動性を図る体幹の使い方を習得するための動きづくりをみっちり行い、階段や坂で抗重力を利用し、四肢のタイミングを合わせて左右差をなくしていけるように取り組んでいきました。身体の使い方の変化が実感できたようで良かったです。

 

３人目のランナーはフルマラソンを女性ながらサブ３走っているランナー。
レッスン受講の目的は、故障後に走りの余力がなくなったので、練習方法の相談とフォーム改善でした。フォームチェックをしたところ、手足の長さを活かした力強いフォームでしたが、腕を大きく振ることで体が左右に振られてしまっていました。そこで今回は「肩周辺の機能改善」と「体幹強化と四肢の連動性を高める」ことをテーマとしました。肩周辺は肩甲骨の動きづくりで背中の筋肉の動きを特に意識してもらい、コアトレーニングなどを合間に取り入れ、体幹の強化と四肢の連動性につなげるトレーニングも行いました。
その結果、腕が体幹の近くで振れるようになったことで体の左右の揺れが収まり、推進力につながるフォームに満足していただけて良かったです。

 

4人目のランナーは今回で6回目の受講となるランナー。
毎回、課題を見つけてその改善トレーニングをされているので、最初のフォームチェックで努力の跡が伺えて嬉しくなります。
課題は四肢の動きの余力をつけることで、四肢の連動性を高めるドリルを行った後、階段を使っての手足の振りのタイミングを合わせ、坂の傾斜を使って前足への乗り込みを意識してもらいました。
最後にフォームチェックでトラックをレースペースに近い走りで走ってもらいましたが、下り坂を利用した前足への乗り込みをイメージした通りの走りが出来たので、軸足に体重をかけ地面を押した反発を推進力に活かせるよなり、動きに余力のあるフォームがより確実なものになってきました。

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