EVOLUランニングクラブ

山田里美のブログ

学びの時間

投稿日: 2015年 1月 30日 金曜日

先日、トレジャーリングの指導者勉強会へ参加してきました。

トレジャーリングとは、バスケットボールのアトランタオリンピックで活躍した選手やトレーナーが子どもたちにバスケットボールの基礎技術や障害予防を直接指導する組織です。

今回のテーマは・・・・

~わたしのチーム作りと選手育成~  昭和学院高校 鈴木親光先生

ずっと個人スポーツの陸上競技の世界にいる私にとっては、チームスポーツでのコーチングにとても興味がありましたし、バスケットボールの世界でコーチングの勉強ができるのはとても新鮮でした。

【印象に残った言葉】

・1人1人をサポートし、生徒が自らできるように引き出せるのがコーチとしての理想像
・できる選手は自分なりに考え、対応できる選手(素直な気持ちで努力できる)
・できない選手へは押さえつけでなく、考えさせながら体で覚えさせていく(コーチは選手の紐をほどいてあげるように)
・年功序列はしない。上級生は下級生に並ばれたら負け
・下級生は勢いでよい。上級生になったらチームでの役割(プラスα)を考える。
・コートの中と外とで対応を変える
・練習メニューは選手に読まれないように工夫する
※目的⇒生徒に自分(先生)の考えを読まれたい=相手が何を考えているか分かるように
・指導者2人の4つの目に頼るのではなく、チーム44人の88の目で練習ができるように自分達の役割分担に責任を持つ
・言葉使いをAチーム(選抜)とBチームで分ける

お話を聞いて、個人スポーツも集団スポーツも組織マネジメントとコーチングは同じなんだな・・・と思いました。

現場にいると、ものの考え方や見え方がつい狭くなって、頭では理解していても大切なことを見失いがちになってしまうことがあります。
時々こうして自分のコーチングを見直す機会を持つことは、これからも持っていきたいなと改めて感じました。

トレジャーリングの最終的な目標は日本チームがオリンピックでメダルを取ることです。そこへ繋げていけるように、全国各地で子どもたちへの技術指導や現場の指導者へ向けた勉強会などを開催しています。

最後に昭和学院高校の鈴木先生が「この中から5年後の東京オリンピックに出場できる選手が育ってくれたら嬉しいですね」と言っていたのが心に残りました。

オリンピックで活躍する選手を直接サポートする現場、繋げていく現場、それぞれの段階での指導があります。

色々な現場で最終的には「オリンピック」という1つの夢に向かってチャレンジしていく素晴らしさ、やりがいを改めて感じた時間になりました。

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