EVOLUランニングクラブ

近野義人のブログ

ローカル筋をランニングに活かす① 腹横筋

投稿日: 2015年 4月 13日 月曜日

前回のブログで『ローカル筋』について簡単にお話しさせていただきましたが、
今回は少し掘り下げて考えたいと思います。

『ローカル筋』
脊柱(背骨)を安定させるために働く、比較的深層部にある筋肉です。

『ローカル筋』でよく取り上げられているのもは腹横筋で、
腹横筋は姿勢を維持する為に必要な『腹圧』に関係しています。
それは、腹横筋に力を入れることで腹部の内圧が上がり、
脊柱を内側に抑えつける作用が働き、腰部の安定が増すようになるからです。

 

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腹圧が上がることでベルトを締めると同様の効果が働き、

・ランニングのフォームの安定

・姿勢維持

・重力に対して耐える力(抗重力)

につながります。

腹横筋はどのようにして使われるのかを確認しましょう。

腹横筋は収縮する時に内蔵を圧迫し腹圧が上がります。
また、腹横筋が収縮する時に同時に連動して横隔膜と骨盤底筋群が収縮しなければ『腹圧』は上がりません。
腹横筋のトレーニングでドローインという力の入れ方がありますが、
言葉のとおり『力を入れてお腹を凹ませる』ことで、
腹横筋が働きに大きく作用しています。
このトレーニングは呼吸の意識が重要で、息を吐く時に出来るだけお腹の力を抜いてお腹を凹ませ、
凹みが確認できたら全体的に力を入れます。
そうすることで腹横筋がしっかり作用し、腹横筋を取り巻く内・外腹斜筋、腹直筋が効率よく働き、
腹圧を高めることができます。
息を吸う時は力が抜けやすくなりますので、力が抜けていないかを確認しながら行う必要があります。

腹横筋がしっかり働くことで腹圧が高まり、動きをつくる外・内腹斜筋が活かされ、
体幹の安定と機能性が高まり、四肢を連動させて動かす基になります。

呼吸をコントロールし体幹を機能的に使えるようになることで、
理想のランニングフォームを身に付けましょう!

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