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山田里美のブログ

アジア選手権に行ってきました!

投稿日: 2015年 6月 12日 金曜日

6月3日~7日に中国・湖北省武漢市で開催されたアジア選手権に中長距離スタッフとして
帯同してきました。

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前回(2013年)はインド・プネーで開催され、派遣されたスタッフ・選手の約9割が
下痢症状を起こしたこともあって、高温多湿の武漢市でも選手が万全の体調で挑めるように、
コンディショニング管理に注意しながらサポートをしてきました。

アジア圏の大会では、コンディショニングが重要なキーポイントになります。
長時間移動、衛生面、高温多湿、気温差、食事面など、日本とは違う環境下の中で
試合に向けてコンディションを整えていく力が必要です。
逆にこの力がないと、パフォーマンスを発揮できずに終わってしまうといった
アスリートとして1番悔しい結果になってしまう可能性があります。

ここの部分は、やはり「経験」がモノをいうので、経験の積み重ねが大事ですね。
アジアに住んで、アジアで戦う以上、アジアで戦うための「免疫力」もつけなければですね!笑

中長距離種目においては、近年のアジアのレベルは高いです!

理由としては、ケニア、エチオピア、モロッコなどの中長距離種目が強いアフリカ勢選手が
中東諸国(カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦など)に国籍変更をしてアジア大会に
出場しているからです。
また、選手だけでなく、世界中からの名コーチをナショナルコーチとして迎え、専門家を入れた
ナショナルチームとしてトップ強化に注力しています。

よって、メダル圏内の選手はワールドクラスの選手もいて、メダル圏内と4位~8位の力の差が大きく、
メダル獲得は容易ではありません。
それでも、今回は男子800m、女子1500m、女子10000mで銅メダルを獲得することができました!

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勝負レースの選手権であること、気象条件や出場選手層を考慮すると決してトータルタイムが
速い訳ではありませんが、ワールドクラスレベルの選手が出場している背景もあって、
激しいペース変化を伴うレース展開が世界レベルの大会と共通しています。
世界大会の1~2段階低い(ペースが遅い)ところで共通したレース展開になっている感じです。

世界で勝負するには、アジアで勝つ!この重要性を改めて感じました。

今回の中長距離種目においては、若手選手の代表選手が多く、レースの中で積極的に
チャレンジする姿を多く見ることができました。
チャレンジしたことによって、世界で戦うためには何が必要か、何の差があるのかを
肌で感じることができたのではないかと思います。
課題を日本に持ち帰ってしっかりと強化し、世界で戦うために、またアジアにチャレンジ
して欲しいと思います。

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話は少し変わりまして・・・

今回も殆どの時間をサブトラで過ごしていたので、各国の様々な種目の選手の動きを
じっくりと観察することができました。

速い選手とは何が違うのか?

今回は2つの気づき(再認識)がありました。

1つ目は動き(フォーム)に関して。
やはり速く走るためには重力を利用するということ
そのための身体の使い方を身につける。

2つ目は有酸素トレーニング(エネルギー系)について。
トップ選手のアップの仕方とJOGを見て、少し有酸素トレーニングを見直していきたいと思いました。

基礎知識は勉強したつもりでも、やはり現場で使っていかないと頭から抜けていってしまいます。
本質の理解ができないというか・・・。
常に現場で課題を見つけて基礎知識を復習し、新たな知識を学んでいくことを絶えず繰り返して
いきたいと思います。

現場で選手を観ながら気づきの中で発想を生み出し、チャレンジしていく陸上競技は楽しいですよね。

まずはアジア選手権で持ち帰ってきたテーマに取り組んでいきたいと思います!

【再会】

以前、中国の昆明合宿でお世話になっていた通訳さんとアジア選手権で再会しました!
懐かしく、嬉しかったです♪

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