近野義人のブログ

成長の時期で考える持久力の養成

投稿日: 2015年 7月 27日 月曜日

中距離走はスピードと持久力のどちらも強化しなくてはいけない種目です。
また、夏の暑い時期の練習は、秋以降の試合の成績を左右します。
夏場にどのような練習をしようかと考えているところだと思いますが、
暑い時期の練習、特に持久的な練習は熱中症になりやすいので、気温や湿度などを考慮して行って下さい。

今回は、残念ながら具体的な練習内容をお話しするのではないのですが、
成長期の持久力を強化する時期(タイミング)について、
私の実体験から話しをしたいと思います。

私は高校生の時は二次成長期後半でもあり、身長がまだ伸びていました。
その為、骨の発育とアスファルトを走る頻度が増えたことが重ったことで、
赤血球の形成が追い付かず
貧血に悩まされ、全くと言っていい程に持久力が養われませんでした。
大学入学後も引き続き持久力は低いままで、少しスピードを上げたジョギングでも息が上がっていました。


1年時の冬場は身長の伸びも少し収まりつつあり、筋力がつき始めたころでもあり、
全体的な体力が向上し、持久的な練習でも少しずつ練習がこなせてきている実感はありました。
2年のシーズンは800mの自己ベストを3秒程更新することが出来ました。
2年の冬場は骨の成長も落ち着いてきたこともあり、ある程度の持久ベースの連数がこなせるようになり、
持久力がついてきたことを実感してきた時期でもありました。


3年のシーズン中には4000m6000mまでのペース走などの練習が走れるようになり、
1500mでは高校2年以来のレースで352秒で走り、ベスト記録を約30秒更新しました。
冬場はペース走など持久的な練習に積極的に取り組み、
15kmの距離走ではビルドアップを意識した走りで、5km毎のラップを18-17-16分で走り、
トータルタイムを51分で走れました。


4年のシーズンは日本インカレの1500mで入賞を目指していたこともあり、1500mを3473で走り、
800mでは1’47″49の当時の日本歴代3位の記録で走ることもできました。
その年の冬場の記録会では、練習の一環で5000mを3000mまで走り835秒、
次の記録会で4000mまで走り1140秒で走りました。

本格的な長距離練習をしていなかったにも関わらず、5000mほどの距離を走れるようになったのは、
質の高い練習で全体的な体力要素が高まり、持久力も高まったからと考えます。
また、その高まった持久力をより高める練習ができたとことが、持久力の養成につながったとも考えます。

以上の体験から持久力を養うポイントあげてみました。

・成長過程を考慮し焦らずに練習に取り組む。
・全体的な体力要素を高める質の高いトレーニングも行う。
・高まった持久力をより高める持久トレーニングを行う。

持久的な能力は先天的な能力や精神面の強さなどにも影響されますが、
成長の時期によっておこる効果の個人差を考慮し、
質の高い練習から養う方法など考えることで、
後天的にも十分に養うことのできる能力と私は考えます。
ですから、成長期に無理な練習をするのではなく骨の成長や適性を考慮し、
骨の発育に影響のない程度で質の高い練習を行う。
今やれることに取り組み、時期が来た時に対応できるように準備をする。
中高生の方は、自分の成長を考えてこの夏の練習に取り組んでみてはいかがでしょうか?

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コーチ近野義人

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