運動生理学　～LTとは？～

投稿日： 2015年 10月 1日 木曜日

グリコーゲンやグルコースが分解されると乳酸ができます。
しかし、ミトコンドリアで処理できる乳酸の量はコントロールされていて制限があるので、
ミトコンドリアに入りきれない乳酸は血中にたまります。
安静時は血中乳酸濃度は1mmol～2mmol程度ですが、ランニングをしていて少しきついかなと
感じる強度になると2mmol～3mmolに上がってきます。
この血中乳酸濃度がゆるやかに上がるポイントをLT（Lactate Threshold/乳酸性作業閾値）
といいます。

マラソンはこのLTペースくらいで走っているので、トレーニングによってLTペースを上げて
いくことが必要です。