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山田里美のブログ

仁川アジア大会

投稿日: 2014年 10月 10日 金曜日

仁川アジア大会が終わりましたね。

男女中長距離種目においては、モロッコやケニア、エチオピアから国籍変更をして代表になっている中東諸国の強さが目立ちました。

 

女子800mでは上位3名が2’を切るハイレベルなレースでした。「2’を切る=日本記録の更新=オリンピック、世界陸上の派遣標準記録突破」になっていきますから、世界を目指す女子800mにおいて2’を切るのは大きな目標になっていきます。

女子800mのレースは男子と違い、比較的レース中のペース変動や駆け引きは少ないですが、その分、最近のオリンピック、世界陸上、アジア大会を観ていると予選でも前半からハイペース(積極的なレース)になる傾向がありますね。

2’を切る選手と2’02”~3”の選手は一緒に走っていて「何の差」があるのか?視覚から観える「違い」を強化策のアイデアに活かしていくことが大切だと思います。未知の領域のチャレンジは科学的根拠に基づきながら、感性(発想)を具現化していかなければなりません。それがチャレンジの面白さでもあると思います。

 

女子1500mはジャマル選手(バーレーン)の強さが印象的でした。優勝タイムは4.09.90でしたが、先頭ラップは75”-67”-61”-45”。ジャマル選手のラスト1周は59”でした!勝負レースの1500mはペース変動が大きく、あらゆる展開に対応するための体力要素が必要になってきます。様々なレースパターンを想定し、そのために必要な体力要素を強化し、勝負レースに対応するための準備をする。そのための準備をした選手だけがチャンスを与えられるのだと思います。

 

男子10000mに出場した大迫傑選手(日清食品)は世界で戦うために何が必要か、そのためにはどのようなアプローチが必要かを常に考え、実際にその準備をしてきたからこそ、今回の勝負レースができたのだと思います。

 

今週末は全日本実業団陸上です。所属の中村が男子800mに出場します。秋の目標に向けてこの夏に取り組んできたことが形として結びつき、来年度の大きな目標に向けてこの冬に取り組む材料が見つかれば嬉しいですね。また、夏の実業団中距離合宿に参加したメンバーの活躍も楽しみです!

 

<おまけ>

9月からスタートした会社の新規立ち上げ事業を祈願して、みんなで代々木八幡宮へ行きました。

オフィスに招き猫と一緒に飾ってあります・・・・笑

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