【11月イベント】★シーズン期のリコンディショニング

投稿日： 2015年 11月 26日 木曜日

先週の月例イベントレッスンでは、シーズン期のリコンディショニングと題しまして、各関節と全体の連動までを考えたコンディショニングトレーニングを実施。
マラソンなどのレース後は走りの癖や疲労から身体バランスが崩れがちになります。そのバランスの崩れたまま練習やレースを重ねていくと故障リスクも高まりますので、リコンディショニングを行うことはとても大切です。
バランスの崩れた身体をニュートラルに戻し、次への準備をしていくことを目的として行いました。

主な内容

１．足関節コンディショニング
ランニングで一番衝撃を受けて、身体のバランスを調整しているのが足関節です。また、マラソンなどの長い時間を走り続けたレース後は特に足関節周辺の筋バランスが崩れやすくなります。

まず最初に屈伸運動でどの程度足関節が使えるのかを確認し、その後ペアを組み交代で足関節のトレーニングを行い、再び屈伸運動を行って状態を確認しました。

足関節の機能が回復すると接地時の軸足が安定し、最初のバランスの崩れを抑えられるようになります。

２．体幹コンディショニング
レース後は体を支えて動かしている脊柱周辺の「多裂筋」「腰方形筋」、足を引き上げる動きで使われる「腸腰筋」「大腿筋膜張筋」が張りやすくなり、背中や骨盤周辺の動きが悪くなり、腰が反りやすくなります。
そこで最初は硬くなっている身体の力を抜くために呼吸だけでお腹に力を入れるトレーニングから行いました。深層にある「腹横筋」が機能することで、表層にある「腹斜筋」と「腹直筋」が正確に動かせるようになり、腹圧を高めて動くことのできる機能的な体幹を身につけることにもつながります。

次に「多裂筋」の機能を回復し改善させるトレーニングを実施。
四つ這いになり背中を丸める・反る動きを繰り返すことで、硬くなっている「多裂筋」の機能を回復させて、動きに慣れてきたら前背面の筋肉を意識的に使い、筋肉の伸縮を強調し機能の改善を図りました。

まとめとして体幹と四肢の動きを結びつけるトレーニングを実施。腹圧が抜けないように四肢を動かせるようになることで、実際のランニングでも使えるようになります。

３．股関節コンディショニング
土台の足関節と体幹を結び付けている股関節の機能を高めるトレーニングを行いました。股関節の動きはランニング動作での軸の安定と効率的な重心移動を行うためにはとても重要で、足関節と体幹のコンディションが良い状態の時に行うことで、正確な股関節の動きを引き出すことができます。

そして最後に腕と脚を動かすコアトレーニングを行い、体幹の安定性と四肢の連動性をより高めて終了しました。

来月のイベントは『トリガーポイント・コンディショニングセミナー』
グリッドフォームローラー、TPマッサージボールというアイテムを使用したセルフケアの方法を学ぶことができます。
トリガーポイント・コンディショニングセミナー

もう一つは『【月例】12月つくばランニングクリニック』
テーマは「EVOLU式マラソントレーニング」です！
【月例】12月つくばランニングクリニック

今後もマラソンシーズン中のコンディショニングや重点強化練習など、色々な形でイベントを提案してまいります！！