アスリートLab メンバーブログ
冬期トレーニング④~フォーム改善~
投稿日: 2016年 2月 24日 水曜日
最近ようやくつくばにも暖かい日が続いています。
体が動かしやすくなってきたと同時に、シーズン時期も迫ってきているなと実感しているので、内心では少し焦っている部分もありますが、トレーニングはまずまず順調といったところです!
ここまでの冬期トレーニングの成果と、現状をもう一度把握するために、先日JISS(国立スポーツ科学センター)にて2/18(木)~21(日)までの期間、測定合宿を行なってきました。結果が大きく変化したといえば、ウィンゲートテスト(40秒間のバイク全力ペダリング)が一つ。平均パワーと最大パワーの数値が共に上がった事が目立ったのと、数値では表せなかったがVO2MAX(最大酸素摂取量)測定の際に、走りに余裕があったのが自身の中で感覚として変化のあった事として残りました。
2月においてのトレーニングの主なテーマとして、「フォーム改善」というテーマを掲げ、1か月ほどトレーニングに重点を置いて積んできたこともあって、若干良い方向に向き始めているのかなと感じます。
現在の私の走りを見た人は大抵このように言います。
「なんだか変。」と…。笑
悪い意味でもあれば、良い意味でもあるようで賛否両論といった感じでしょうか。
言葉で説明するのは難しいですが…「今までの自分」の走りのイメージでは、一番地面からの反発を貰えるポジション(接地位置)に、空中(遊脚動作)で準備して、ドンピシャの位置に乗り込んで素早く脚を切り替える事が常に意識していたルーティンとしてありました。しかし、肝心の脚を切り替える動作が出遅れることと、接地位置に乗る瞬間にすぐ力を伝えられるようにやや体が前傾する事で、脚を後方に大きく回転しながらの走りが私の特徴でもあり、この部分を改善したい動きの一つでもありました。
現在ではこの接地のタイミングをややずらし、脚を切り替える動作のタイミングを含みつつ、ベストな接地位置に体を乗り込めるようなフォームを身に付ける事をルーティンとして意識しています。
…そう!何を言いたいかと言いますと、みなさんと同じ意見で「とにかく難しい!」という事です!笑
コーチにチェックしてもらい、また修正してと地道な作業ではありますが、今年大きな変化の年にするには思い切ったことが必要ですし、自身の感覚でも悪くない手ごたえを感じています。ただフォーム改善を行なうにあたって難しいのは、「この動きだ!」という感覚は以前の走りの感覚(フォーム)に近い動きになっていることが多く、「なんだか気持ち悪い動きをしているな。」としっくりきてない時ほど、目指してるフォームに近いものがあります。このズレの感覚を逆転する事が出来れば、少しは目指しているものに近づけるのかなと思っています。
1日間や2日間で身に付くものではないので、日々鍛錬ですが自身のやっていることに自信と誇りを持って、今後も頑張っていきたいと思います。3月には奄美大島での実業団合宿もありますし、そういった貴重な機会に更に成長したいと思っています!
最後に中途半端な完成度の私の走りを、温かい目で応援していただけると助かります。笑
EVOLU 中村康宏
アスリートLab 最新記事
- 『12分間走テスト・クーパー走』からマラソンの目標タイムを算出する スキップ動作がランニングフォーム改善に役立つ理由 中・長距離走のパフォーマンス向上に結びつける(2)『40秒間走トレーニング』 中・長距離走のパフォーマンス向上に結びつける『40秒~90秒間走』のトライアル 足袋型シューズを活用したフォーム改善の実例と説明 フォアフット走法で重心が遅れると どうなる? フォアフット走法の脚の曲げ伸ばしー必然の弊害と怪我のリスクー 自分のフォームと脚の曲げ伸ばし方の関係について知ることから始めよう! 腕と脚の振り方からランニングを見直す① スイング動作(その場) “脚の曲げ伸ばし”単純だけど奥が深い!